ドイツ語の先生から皆へご褒美(?)のチョコレート てんとう虫は、幸運のシンボル
昨日、チラっと触れたが
ウィーン市のギムナジウムでは
マトゥーラが始まった。
マトゥーラは、高校卒業試験と大学入学試験を兼ねたような試験だ。
まずは、筆記試験からで
初日に
ドイツ語,次の日に
数学があった。
娘は8日に
ラテン語だ。
ドイツ語だが、
5時間で5ページ書く。
三者択一で娘は、インゲボルグ・バッハマンを選んだそうだ。
シュニッツラーのテキストもかなり面白くて
そちらを書こうか迷ったけれど
自分が、シュニッツラーについて
それ程詳しく知らないので諦めたとか。
もう一つは、テキスト・アナリーゼ(分析)で
これは娘はいつもパスらしい。
インゲボルグ・バッハマンは
言葉と言語があれば私達には武器はいらないだろう、と
言っている人で
これから見える彼女の「
言語とは何か」の考え
特に若い人が、色々な言語(音楽、ジェスチャー、芸術を含む)を
習う重要性を述べ、時代背景を鑑みつつ
それらについて自分の考えを述べよ
というものであったらしい。
授業でインゲボルグ・バッハマンを取り上げていたそうだから
多分、これが一番簡単だった(書き易かった)んじゃなかろうか。
それにしても、小学校4年生からドイツ語の試験と言えば
作文を書く事ばかりで
この
9年間バッチリ仕込まれてきた。
特にこの最後の一年は
凄まじいものがあったように思う。
その書き方について
先日娘からレクチャーを受けたが
もう、口が
あんぐり
私達日本人は敵わない、と思った。
娘は、ドイツ語を話しているときは
人格が違うのではないかと思う。
彼女が、
論理的なもの(例えば数学)は
ドイツ語で
情緒的なもの(例えば小説)は
日本語で
というのが,何となく分かるような気がする。
マダムKenwan
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