プリンセス・マリー・フランシスカ・フォン・リヒテンシュタイン
先日、19世紀ウィーンで活躍した画家として
ヴァルドミュラーをご紹介したが、
本日は、同時期に人物画家として活躍し
ヴァルドミュラーと並び称される
フリードリッヒ・フォン・アーマリング
(Friedrich von Amerling 1803〜1887)を
ご紹介したい。
ウィーンのアカデミーで勉強し、叔父さんのいるプラハでもアカデミーに入学して学び、ロンドン、パリ、ローマと留学して、ウィーンへ戻ってからは、オーストリア皇帝家族、貴族、そして、ブルジョアジー階級からの注文で描くようになる。
色々な国へ長く旅行した人で
1836年〜1843年の間にイタリア、オランダ、ミュンヘン、ローマ、
1882年〜1886年(87年ウィーンで没)スペイン、イギリス、ギリシャ、スカンジナヴィアから北極(!)、エジプトにパレスチナまで行っている。
これだけ旅行したのに
風景画はない。
「下手だったんじゃない?」と私が言うと
「こんなに人物描いて上手い人が、(風景が)下手な訳ない。多分、興味がなかったんだろうねぇ」とKenwan。
ついでに書くと、
名前にフォンが付いているから
元々貴族でそれで裕福だから
これだけ、あちこち旅をして
絵を描いて暮らせたのかしら、と
思ったら
ドイツ語のヴィキペディアに寄ると
金銀細工師の息子として生まれ
1878年に貴族に列せられている。
2008年10月15日に1,502,300ユーロ(今のレートで1億6千万円以上)でリヒテンシュタイン美術館が落札
4回結婚していて、内2回は
奥さんに先立たれたそうだ。
うちから程近いところに
アーマリング通りという
彼の名前を戴いた通りがある。
マダムKenwan
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