中学生の頃、朝礼で脳貧血を起こして倒れるクチだった私は、昔からお医者さんにレバーの摂取を勧められていたが、つい最近までどうも苦手で食べられなかったのだが、
以前書いた
「冬の旅」に出てくるイルゼのレストランで食べた鶏レバーのAufstrich(アウフシュトゥリッヒ/パンに塗るペースト)が、美味しくて作り方を教えてもらって家でも時々作るようになった。
一般にレバーは、血抜きをしたり、下ごしらえをするものだそうだが、水洗いして気になる血管や筋があれば取り除く程度でも私は問題ない。
鶏レバーを水から煮て火を通し、それをヘラで裏ごしする。そこへ生クリームを加えてレバーの臭みを取り、後は塩胡椒するだけという非常に単純なものだが、これをパンに塗って食べるといくらでも入る。本当は、イルゼは、ニンニクも加えていたけれど、塩と胡椒だけが私たちは気に入ってる。
もう一品は、和風で、先週末に友人に教わったもので、こちらも簡単。
鶏レバーを洗って小口に切り、ショウガと一緒に煮る。煮立ったらアクをきれいに取って、お酒を加え、砂糖と醤油で味付けする。一晩置いた方が味が染みて美味しい。
レバーは、ビタミンAや鉄分が多く含まれているそうで、いろいろ身体に良い効果が得られるが、摂取しすぎると身体に蓄積されて悪影響が出るそうで、毎日少しづつか週一回多めに取ると良いようだ。
マダムKenwan